TĔLOPLAN PRODUCT STORIES: WOOL FABRIC
2024.08.28TĔLOPLAN PRODUCT STORIES: WOOL FABRIC
『内なる自分を引き出す一着』として纏う戦闘着をコンセプトとするTĔLOPLAN。
“戦闘着”とは、身に着けることで気が引き締まる“戦闘服”と、仕事をする際日常的に着るような機能的で心地よい“作業着”を組み合わせた造語です。
TĔLOPLANを代表する素材、ウール。
TĔLOPLANでは、シーズンを横断して展開するタイムレスなピースをオリジナル加工のウール生地を用いて作成。
尾張平野の温暖な土壌と木曽川の豊かな水源のもと、世界三大ウール産地でもある尾州で織りなされた生地は光を柔らかく屈折させるような独自の光沢感が美しい素材。
構築的で身体に寄り添うTĔLOPLANのトラウザーズなど、シルエットを引き立てるに欠かせない素材の一つです。
今回のPRODUCT STORIESでは、実用性と有機的な美しさを持ち合わせたウール素材について読み解きます。
冬に暖かく、夏に涼しい
生きている繊維と呼ばれるウール。
そう呼ばれる所以は羊毛が刈り取られた後も、羊が生命活動を続けていくために備わった機能性が失われないことにあります。
羊毛は羊が体温調節をしていく上で理にかなった構造になっており、防寒のイメージが強いウールですが、実は夏も心地よく纏うことができる万能素材。
冬場はクリンプと呼ばれる毛の縮れによって空気を多く含むことで、優れた保温性を保ち、湿気が多い夏場には、羊毛の周りを覆うスケールという鱗が開き、繊維内部に水を吸収します。その吸湿性の高さは綿の約2倍、アクリルの約7倍、ポリエステルの約30倍近く。同時に放湿性も良く、繊維中に取り込んだ水分が蒸発する際に気化熱を奪うため、蒸し暑い夏場でもさらりと涼しく着用できます。
また、このスケールには周囲の空気が乾燥すると繊維内部の湿気を放出する機能も備わっているため、素肌を健やかに保ち、ウールの衣服はまるで第二の素肌のような役割を果たします。
手間をかけずに、長く綺麗に
私たちの髪の毛と同じように、羊の毛もエピキューティクルという薄い膜に覆われています。
このエピキューティクルは撥水性に優れているため、小雨が降っても水を弾いたり、汚れが付きづらいだけでなく、放湿性に優れていることで、バクテリアの発生率が低いという特徴を持ちます。且つ、羊毛には臭いと結合して消臭する成分や殺菌機能が備わっているため、洗濯頻度が高くなくても清潔な状態を保つことができます。そんなウールで作られたTĔLOPLANのトラウザーズは、デザイン性だけでなく、素材の機能面でも、日常的に穿きやすく、お洗濯の頻度も減らしてくれます。
さらに、ウールの繊維にはクリンプと呼ばれる縮れがあり、それらに復元力があるため、シワがついても自然に元に戻ろうとする機能が備わっています。ハンガーにかける事により日中の着用における小さなシワはいつの間にか消えているということもしばしば。長旅のお供に穿いていきたくなるアイテムです。
その他にも、ウール生地は染色しやすく、かつ、色落ちしづらいという特性があり、深みのある美しい色合いを表現するのに最適な素材です。同じ黒と呼ばれる色でもその味わいは様々。
ウール生地を用いることで、黒を嗜みたくなるTĔLOPLANのトラウザーズを生み出しています。
TĔLOPLANを語る上で欠かすことができないウール素材。着用者の身体と日常に寄り添う戦闘着を表現する素材として、様々なシルエットに寄り添っています。
8月27日から9月8日までの間、TĔLOPLANのオリジナルウール生地を使用した該当アイテムを10%offにてお求めいただける特別なキャンペーンを開催しております。
該当アイテムはこちらからご覧いただけます。
ぜひ、この機会にこだわりの一着を。