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TĔLOPLAN PRODUCT STORIES: Lily Top
— PERSONA in Collage Print

2025年秋冬コレクションのテーマは “PERSONA”。
ピエール・ユイグの映像作品 Untitled (Human Mask) から着想を得て、「人間らしさとは何か」を改めて考えました。
“視る”と“視られる”。
その境界が曖昧になるとき、人はどんな存在として立ち上がるのか。
能面とウィッグをつけた猿が、人間のように振る舞う——
Untitled (Human Mask) の象徴的なシーンです。
そこには、動物と人間の境界、そして私たちが社会の中で自然に身につけている “仮面=PERSONA”への問いが込められています。
25AWでは、この曖昧な境界を服のデザインとして表現しました。

Lily Top は、シーズンテーマ “PERSONA” を視覚的な構成として落とし込んだトップスです。
デザインのヒントになっているのは、ヘンリー・ムーアの女性彫刻に見られる身体の捉え方。
そこでは、身体は特定の誰かを表すものではなく、量感や輪郭、空間として扱われています。
Lily Top でも、この考え方をもとに、ひとつの人物像に結びつかない表現を組み立てています。
固定されたキャラクターではなく、見る側や状況によって変化するもの、そんな考え方をLily Topに反映しています。

素材には、伸びのよいシアー素材を使用。
袖口にはサムホールを配し、動きやすさも考えています。
身体のラインや動きによって、見え方は少しずつ変化します。
一枚で着ると、服そのものが主役に。
レイヤードすると、他の服との関係の中で一部がふと浮かび上がります。

Lily Top は、単なる装飾的なトップスではありません。
社会の中で自然と引き受けている役割と、その奥にある身体とのズレを、服として表した一着です。
PERSONAというテーマを、日常のスタイリングの中で体感できるアイテムになっています。